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レビューのマニア~レビュー・口コミサイトのレビュー

書籍・コミック・アニメ・映画やゲームはもちろん、日用品や文房具、アプリやサービスなどいろんなものをレビューするだけでなく、「レビュー自体のレビュー」も掲載していきたいと思います。まずは個人サイト(http://akindshacks.blog.fc2.com/)からの移行をすべく準備中です。

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【書籍】無料ではじめるWindows Azure&WordPress超入門

無料ではじめるWindows Azure×WordPress超入門

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(2015/7/21 23:17時点)



Windows AzureでWebサイトを立ち上げる際の参考に、と思って購入しました。

クラウドサービスとしてのAzureから、WebMatrixも使用したWordPressの立ち上げ方など、かなり初歩的な内容になっています。

しかし、目次で「無料でここまでできる」と思って手に取ると、実は細かいところで「無料ではできない」ことに気づかされます。

例えば独自ドメインに関しては取得方法から設定方法まで説明していますが、そもそも無料のプランでは独自ドメインは使用できません。

細かい点での技術的な説明は入っていますが、それが全体を通してうまく見えてこない感じです。

特にクラウドサービス自体、日々更新されているので、本書の内容は数年たてば古くなってしまうかと。ただ、基本を抑えたい方には良いかもしれません。

また、巻末のコミック(巻末側から逆に読む形式になります)はWebサイトに掲載されたものをまとめているので、逆にそれをアナログで保管したい方向けかもしれません。

※本レビューはAmazon に挙げたものと同じです。

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【書籍】バウンティハンター(賞金稼ぎ)―日本人ただひとり、殺しのライセンスを持つ男

バウンティハンター(賞金稼ぎ)―日本人ただひとり、殺しのライセンスを持つ男

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バウンティハンター=賞金稼ぎ。

このように書くと男のロマンを感じますが、要は「保釈金を踏み倒した奴を捕まえても良い」というアメリカらしい制度。

この「捕まえても良い」が大昔の制度(判決?)がそのまま続いているというのも興味深いです。

著者の荒木さんは、日本からアメリカにわたってこの稼業をやっている方。本書を読めばわかりますが、そもそも日本にいた時点から破天荒というか型破りな生き方をしている人で、この人だからこそアメリカでもバウンティハンターをやれるのでしょう。

警察組織やCIAでもない彼らは、あくまでも自らの足とコネと体を使って逃亡犯を追いつめ、逃亡犯を捕まえます。そこに生死は問わない、という暗黙の了解があるのがある意味アメリカらしいです。その辺の考察も書かれています。

事実は小説よりも奇なり、という言葉もありますが、まさに本書はそう言った体験のオンパレード。下手な小説よりも面白いかもしれません。

と同時に、タイトルほど「カッコいい」ものでもなく、ひたすら地味さと命の危険との隣り合わせな職業であることも忘れてはいけない要素です。

凡人があこがれてもケガをする、それどころか命取りにもなりかねない職業、それがバウンティハンターだと思いました。

本レビューはAmazon に記載したのものと同じです。

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【書籍】日本の難題をかたづけよう 経済、政治、教育、社会保障、エネルギー (光文社新書)

日本の難題をかたづけよう 経済、政治、教育、社会保障、エネルギー (光文社新書)

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本書の副題にある「経済・政治・教育・社会保障・エネルギー」の問題は、決して新しい議題ではなく、普遍的で昔から言われてきていることばかりです。

しかし、これらがひとたび「マスコミ」「メディア」で取り上げられるとやれ「政治家が悪い」「制度が悪い」など、まったくもってロジカルでない、表面的な話で終わってしまい、ちっとも解決に進んでいない。

これはマスコミやメディアでは「表面的」に「流す」だけの方が極めて簡単であり「得しやすい」人たちがいるからこのような風潮でずっとまかり通ってきたのではないかと思います。よくも悪くも日本的な文化とでも言いましょうか。

しかし、よくよくロジカル(論理的)に、そして数値的なデータをもって客観的に考えると、物事はそう簡単でもないし、誰か「政治家」という名の自分以外をスケープゴートにでもして先に進むようなものでもない課題ばかり。

そこには「お上に任せればOK」というような日本人に染みついた考え方ではだめで、「実は自分たちも幾分か当事者である」ということを、卑屈になるのでも感情論に走るのでもなく、理知的に考えると本質が見えてきます。

本書はそう言ったロジカルなアプローチで各分野の課題を解説しています。少し読めば「なんで今までこんな簡単で分かりやすい客観的な事実を見過ごしていたのか」ということを感じさせられます。

これは大げさかもしれませんが、今まで「一部の特権階級のもの」であった情報が、ネットも後押しした「横方向のつながり」で徐々に多くの方に知られて、そして考えられてきたからではないかと思います。

自分=私達一人一人が「自分の頭で考えて行動する」ということ、それを気づかせてくれる意味でも良い一冊だと思います。

(本記事はAmazon で自分自身がレビューしたものと同じです)

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【書籍】なぜマイクロソフトはサイバー攻撃に強いのか? (Software Design plus)

なぜマイクロソフトはサイバー攻撃に強いのか? (Software Design plus)

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仕事でWindowsサーバを運用していることもあり、その絡みでかたまたまMicrosoftの企業向けアンケートのプレゼントとして受け取った本書。

一応抽選でしたが、もしかしたら宣伝も兼ねてか?と思いつつも読んでみました。

意外なことに、Microsoftの製品の宣伝臭は無く、それを認識してか筆者が「後半では弊社製品の話もしますが」と断ってから展開。

まずはサイバー攻撃の現状や、歴史、そしてその変化を解説しながら、基本的な方針や考え方について展開。

特に「締め付け」の運用はいけない点を踏まえて解説している点は、実際に仕事でセキュリティ関連も行っている自分には共感が持てました。

後半、さすがに?MS製品であるActive Directoryの話はでてきますが、その認証基盤のいきさつを考えると、「ADありき」ではなく、ディレクトリサービス全般に共通する考え方ととらえることもできます。

ICカードとスマートカードの違い(日本での)については、結構知らないことも多く、今後より深く勉強してみたい気にもなりました。

他のセキュリティ対策関連・サイバー攻撃関連の書籍と読み比べる必要はありそうですが、それでもなかなかの良書と言えます。

※本レビューはAmazonに掲載したものと同じです。

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【小説】イニシエーション・ラブ

イニシエーション・ラブ (文春文庫)



2015年に映画化、ということもあって、ではないのですが、参加したビブリオバトルで紹介されており、そこでも帯にある「最期の2行で必ず二度読みたくなる」というおすすめポイントが気になって読みました。

内容は、大学時代に知り合った男女が、彼氏の方が就職で上京して遠距離恋愛が始まって…というオーソドックスなもの。

オーソドックスでありながら、舞台となっている1980年代のバブリー時代を懐かしく思いながらも淡々と読み進めていましたが…

確かに、ラストの2行で「ん?」となってしまいました。

これにより、これまでの淡々とした展開が、一気に「ちょっとまてよ」と、登場人物に抱いたイメージを根底から覆すことに。

これ以上はネタバレなので、気になる方は読むか、ネタバレ覚悟で検索をするなどしてください。

実際には2度目を読むのはもう少し後になりそうですが、たった1行(正確には2文字)でここまでガラッと話を変えてしまうところに、言葉の持つマジックというかすごさを感じました(大げさかもしれませんが)。

ただ、恋愛小説自体としては、良い意味で現実味を帯びてます。それが気になる方もいるかもしれません。

最後に気になるのは…

これをそのまま映画化は、構成上どうしても無理です。

なので映画独自の結末が待っている、という触れ込みですが…

そっちの方が気になりますね。あくまでも原作を読んだものとして。

※このレビューはAmazonに掲載したものと同じです。

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