長年愛用してきたT-01A。
スマートフォンが普及する前から売り出したスマートフォン、しかも悪名高いWindows Mobile6.1(途中から6.5にアップデート可能に)ということもあり、非常に使いづらいものでした。
それでも、PCを母艦としてOutlookの住所・仕事や各ファイルの同期ができるという機能が魅力的であり、ずっと使い続けてきました。
さらに、メイン使用メールが旧HotMail(現在のOutlook.com)の私にとっては、標準でWindows Live経由でメールもプッシュ配信で確認できたので、とても重宝していました。
隙間時間でメールを参照、不要メール等は削除、あとで必要なメールをPCでじっくり確認、という使い方もできました。
しかし、先月(2014年4月)も半ばごろから、急にWindows Liveとの同期ができなくなりました。
ドコモショップでも調べていただきましたが完全にお手上げ、いったんWindows Liveとの接続設定を解除して再設定しようとすると「接続が確立できません」のエラー。
相手先のWindows Live側の問題と想定し、Microsoftサポートに電話するも音声自動応答で「プレインストール製品はその機器のサポートへ」のガイダンスで門残払い。
過去の事例をネットで検索すると、同様の事例があり、その際はWindows Live側でこっそり?対応していつの間にか解消していた、とのこと。
今回もその事例だと思い2週間ほど様子見て接続に挑戦しましたが、状況変わらず。
たまらずドコモのサポートセンターに電話して状況を説明。
すると「Windows Mobile専門部隊に代わります」とのことで期待して折り返しの電話をまちました(というか、専門部隊残っているというのもすごい)。
すると…
「T-01AがWindows Liveへの接続ができない仕様になった」
との一番うれしくない回答。
サポートセンターではそれ以上詳しい話は聞けませんでしたが…おそらく
「Windows Live側の仕様変更にT-01Aが対応できなくなった(かつ、そのためのアップデートもしない)」
というのが実情の模様。
一気に脱力感が襲いました。
というのも、ちょうど「
ドコモ2014年夏モデル」発表の日だったので「Windows Phoneが出たら乗り換える!!それまでの辛抱だ!!」と思っていたのですが、案の定というか尻込みしているというのか、Windows Phoneの投入はなし。
なので、T-01Aは「
ガラケー以下のただのでかい携帯電話」に成り下がってしまいました…
もちろん、Windows Live以外のPCとの同期や、もう新規開発は皆無のWindows Mobile用ソフトは使えますが。
それでもまだ「
2014年には日本でもWindows Phoneが出る!!」という説(
5月末説と
夏説)があり、内容的にも信憑性ゼロともいえないのですが、どちらにしろ待つしかないのか。
それとも思い切ってiPhoneに乗り換えて、各種の方法でメールとPCとの同期をするという手もなくはないですが、調べた限りでは間にいろいろかましたりしなければいけないのでシームレスとはあまり言えない模様です。
ぶっちゃけ、iPhone・Androidしか事実上選択肢がないという日本が特殊というか、業界がガラパゴス化しているような気がせんでもないですが。
普通に考えて、PCはWindowsが主流なのに、PCと連携させてなんぼのスマートフォンがWindows系じゃないというのも個人的にはどうかと思うのですが。
クラウドでOSや機器関係なしに連動できる(Evernoteが良い例)というのもありますが、なんでもクラウドというのもセキュリティ上怖いです。
基本は手持ち機器間で同期、用途に応じてクラウドってのが良いかと思うのですがねぇ。